大人の感染症予防①
新緑の美しい季節ですね。
スマホに保存している写真をふとさかのぼって見ていると、秋枯れや雪がちらつく景色、桜の咲き始めから葉桜の頃など、美しい景色にしばし見入ってしまいました。
自宅の中から撮った写真ばかりですが、天神町界隈は自然が程よく豊かで住みやすい所だと再認識したりして、、。
奥天神のあたりの住開発の様子もよく見えますが、ますますこの辺りは新しい人の流れが出来ていきそうですね。
今秋10月には、西武も阪急に譲渡されるようですし、JR高槻駅付近はどうなっていくのか楽しみです。
さてさて、今日からは大人の感染症予防シリーズでいきたいと思います。
皆さんのお役に立てれば幸いです。
第一回目は風疹。
何によらず、感染症は、子どもより大人の方がかかると症状が重いことが多いです。
ただ、症状が重いと言っても、風邪の延長のようなものであればまぁ良しとしましょう。
今日から順にお話しする感染症はそういう類のものではないので、注意が必要です。
特に風疹は、お腹に赤ちゃんを宿している女性に移してしまうと、お腹の赤ちゃんが治療法のない先天性風疹症候群になって生まれてくる可能性が高いのです。
この対策には、妊娠を希望する女性をはじめ、同居する家族、夫、職場の方々(その方々おひとりおひとりも当事者です。)がワクチン接種をすることが非常に大切です。
ひとりひとりが自分自身のため、あるいは周囲の人々の為に、風疹対策(抗体検査+ワクチン接種)を心掛けることが、社会全体のためにも必須なのです。
風疹は飛沫感染ですので、かかった人が知らないうちにくしゃみや咳などで移してしまう可能性がありますので、なおさら事前の対策が必要と言えるでしょう。
ちなみに、昭和37年4月2日~昭和54年4月1日以前生まれの男性は風疹の免疫がない人が多い世代です。
また、昭和54年4月2日~昭和62年10月1日生まれの男女も、接種率が低く、免疫がない人が多い世代。
昭和62年10月2日~平成2年4月1日生まれの男女は、接種率は比較的高いですが、自然に風疹に感染する機会がさらに減少したために、未接種の人は免疫のない人が多いです。
上記に当てはまる方はもちろん、接種したかどうかや罹ったかどうか記憶があいまいな場合は、迅速に対応されることをおすすめします。
当院でも、抗体検査、ワクチン接種は可能です。
どうぞお気軽にご相談ください。