食事に気を付けるって?
尿酸値が高い場合の食事対策。
これが一番重要なポイントです。
多くの場合は肥満を解消することによって尿酸値は下がっていきますので、栄養バランスが偏らないように留意しつつ、カロリーを抑えていく努力をしていただきたいです。
1日に摂取する適正カロリーは目安として...
標準体重×25~30kcalです。
この場合の標準体重とは、身長(m)²×22となります。
これは耳にタコ状態とは思いますが、プリン体の過剰摂取への注意です。
魚卵や内臓系はほんの時々&少し楽しみましょう。
摂取量と頻度に気を付ければ大丈夫です。
あと大切なのは、アルカリ性食品の積極的な摂取です。
尿をアルカリ化してくれるものといえば野菜、海藻、牛乳などが代表的な食品です。
列挙しますと、人参、キャベツ、ごぼう、蕪、茄子、芋類、大豆類、干しシイタケなどのきのこ類、ひじき、わかめ、昆布などでしょうか。
バナナ、グレープフルーツ、メロンなどのフルーツもいいですね。
ここで注意したいのが、逆に尿を酸性化する食品の存在です。
卵、豚肉、牛肉、白米をはじめ、サバやカツオ、ホタテ、ブリ、マグロ、サンマ、アジなどほかの魚介類がそれらにあたります。
栄養価的にも非常に優れたものばかりですよね。
今回一回のブログにこうして書き連ねてしまいますと、ダブルスタンダードじゃないかと思われるかもですが、だからこその栄養バランスなのです。
アルカリ化してくれる食品の摂取を心に留めつつ、プリン体を含む食品の過剰摂取を気にしながら、要は大らかに栄養バランスの取れた食事を適正量いただく。
これに尽きます。
前回と今回書きました生活習慣の改善に努めていただきながら、こちらも経過をしっかりと診させて頂きます。
それでも尿酸値が7.0mg/dLを下回らなければ、内服治療の考え時です。
次回は治療について端的に書いていきます。
お気軽にご一読ください。
うだるような日々が続きます... こんなけだるい優雅な日暮れ時が恋しいです。
