プリン体。
やっとここまで来ました、プリン体。
そんな大げさなものではないですが(苦笑)
食事については、偏り過ぎず、神経質になり過ぎず、バランス良くと昨日書きました。
さあ、そうは言っても、プリン体を多量に摂取すると尿酸値が上がってしまうのは間違いありません。
ここで大事なのは、食べる量と頻度です。
魚卵や内臓などのプリン体の多い食べ物は、少量・たまに、を心掛けて召しあがって下さい。
具体的に挙げてみましょう。カッコ内の数字は、一人前に含まれるプリン体の量です。
・プリン体が極めて多い食べ物 鶏のレバー(249.8mg)、マイワシ干物80g(244.5mg)、あん肝/酒蒸し15g( 59.9mg)
・プリン体が多い食べ物 牛レバー80g(175.8mg),牛ヒレ肉200g(196.8mg)、カツオ80g/刺身5切れ(169.5mg)、大正エビ50g/2尾(136.6mg)、マアジ干物1尾(147.5mg)、サンマ干物1尾(187.9mg)などなど。
一日に摂取するプリン体の量の上限は400mgと心得ましょう。
アルコール、水分、食べ物、プリン体についてそれぞれ大まかに書いてきましたが、第一に取り組まないといけないのは食事量の節制です。
体重を減らして肥満を解消すると、多くの場合、尿酸値は下がっていくのです。
今までお伝えしたことを頭に入れていただいた上で、まずは、カロリーコントロールを頑張りましょう。
一日に摂取する適正カロリーの目安は、標準体重×25~30kcalです。(標準体重は、身長(m)の二乗×22です。)
人は誰でも、自分自身を問題の外に置きがちです。
特に、健康に関してはそういう傾向があるのではないでしょうか。
治療が必要な段階と言っても様々ですが、まさか、ということはどなたにも起こりうることです。
となれば、どんな病気であれ、できるだけ早くに発見し、認識することが健康に生活していくうえで非常に大切と言えます。
検診、健診、検査を上手に活用し、ご自分の今の状態を把握しましょう。
それがスタート地点です。