放置はNo!
前にも書いたと思いますが、最近、若年層(特に30代)に痛風の患者さんが全国的に増加しています。
痛風の前段階とも言える高尿酸血症だと、全年齢層で500~600万人にのぼると推計されています。
当院も同様に、比較的若い層(30〜40代初め)の痛風患者さんが増えてきています。
高尿酸血症(文字通り、尿酸値が高い状態。)=必ず痛風になるとは限らないですが、糖や脂肪の代謝がおかしくなって、糖尿病や脂質異常症・高血圧など好ましくない疾患を招くことにつながり、尿管及び腎臓結石や脳血管障害などを引き起こす可能性も出てきます。
怖がらすわけではないですが、そうした可能性は決して低くはありません。
そしてもちろん、高尿酸血症のまま、何の対策もせずに放置しておくと、痛風を発症する可能性はとても高くなります。
高尿酸血症は血液検査で分かりますので、思い当たる方は医療機関で血液検査などでチェックしましょう。
既に高尿酸血症と診断されている方は、食生活の改善に気を付けるとともに、定期的な受診を忘れないようにしてください。
今は、内服薬と食事療法で治療が可能ですが、中途半端な服薬の仕方は決してほめられるものではありません。
服薬が途切れると、心筋梗塞や脳血管障害になる可能性も否定できませんので、辛抱強く長期的なスパンでとらえて下さい。
最後になりましたが、思い当たる方はもちろん、ご自分の状態を把握する意味でも、特定健診を活用するなどして、積極的にチェックされることをおすすめします。
さて、健やかに歳を重ねられてこそ、思い切ったことにも飛び込んでいけるものではないでしょうか。
この映画の登場人物たちの様に、インドに移住なんてことは私には到底出来そうにないですが、やりたいと思ったことを躊躇なくやれる健康状態を保っていきたいなと思っています。
柔らかくしなやかな精神を持った高齢の方(もう片足突っ込んでいますが、、。)に憧れます。
この映画には続編もあります。
私見ですが、私は、最初に公開されたこちらが好きです。