おおくま医院

ここ最近、受動喫煙に関する法案通過のニュースを目に耳にすることが多いですよね。

なかなか全面禁煙への道は険しいように思います。

がん予防を！、生活習慣病の予防を！といくら声高に言っても、こんな調子ではいただけませんね、、。

東京オリンピックも控えてますし、ちゃんとしないといけないんじゃないかなと思うばかりです。

 

喫煙の害についてはもうここでは長々と述べませんが、まさに百害あって一利なしの言葉通りです。

私も恥ずかしながら若い頃吸っていたのですが、やはり健康に不安を覚えて、一念発起禁煙しました。

もう２５年前位のことです。

 

喫煙をずっと続けている方は、独特の論理で喫煙を自分に許しています。

人間は千差万別とはよく言ったもので、何十年吸っていてもそれほど健康障害が出ない方もいれば、ご自分は喫煙しないのに受動喫煙の影響で肺疾患などを発症してしまう方もおられます。

長年の影響で、年老いてからの慢性の肺疾患は初期に対処せずに放っておくと、中々に辛い状態になり、生活のQOLも著しく下がってしまいます。

当然のことですが、人はひとりだけで生きているわけではなく、また、生きていけるものでもありません。

ご自分が大丈夫ならそれでいいのでしょうか？

同居するご家族のため、周囲の大切な方々のためにも、まだ喫煙されていらっしゃる方は頑張って禁煙してみましょう！

それに、、どんどん肩身が狭くなるだけですよ！！

おひとりおひとりの決心が、社会全体を健康に導くのです。

豪雨の後、黄砂も花粉もどこへやらの澄み切った青空です。

黄砂や花粉は、個人の力ではいかんともしがたいですが、たばこの煙は違います！

禁煙の決心がついた方も、煙害による気管支や肺の症状（息苦しさを感じる、咳が止まらない等々）にお悩みの方もお早目の受診をおすすめします。

早め早めの行動が何事にも肝要です。

 

さあ、もうすこしで梅雨でしょうか。

自律神経が乱れやすい時期です。

カラダもココロも無理し過ぎずにお過ごしください。