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健康な皮膚を育てましょう⑤

[2018.04.09]

ゆっくりとお花見に興じる時間もないままに、桜の満開も過ぎてしまい、相変わらずバタバタな日々にあたふたしています(苦笑)。

 

全くの私事で恐縮ですが、口内大改造がいよいよもって始まり、先月末には奥歯を3本(差し歯1本)抜いたりもしましたので、ちょっと落ち着かないこの頃ではありました。

余談ですが、私は、信頼している歯科の先生に治療していただくので全く心配(怖いのは怖いですが、、。)していないのですが、異常なほどの怖がりの妻が大丈夫?大丈夫?と心配して付いてきたりと、なにやら必要以上に大層になって、そんな状況がちょっと笑えたりして、、。

まぁ、自分の体調と相談しながら、ゆっくりペースで通って診て頂こうと思っています。

健康な歯になって、人生100年時代(!)を謳歌し、ますます一医師として地域医療に貢献できればと願っている次第です。

 

さてさて、健康な皮膚シリーズ。

最終回はミネラルと食物繊維についてです。

昨今のテレビコマーシャルで、亜鉛や鉄分などのサプリなどがよく宣伝されていますよね。

亜鉛や鉄分、セレンなどのミネラルは、皮膚の増殖や機能の維持・調整、さらには皮膚の抵抗力の保持において非常に重要かつ不可欠な栄養成分と言えます。

これらが不足すると、創傷治癒が遅くなったり(ケガの治りが悪いということですね。)、皮膚の炎症の発生及び増悪が起こりやすくなります。

また、口内炎や舌炎なども起こりやすく、脱毛や爪の変形なども同様のことが言えましょう。

 

ものすごく簡単にまとめてしまいますと、、。

皮膚の健康といいますと、ビタミンにばかり目が行きがちな方(特に、女性の方)が多いですが、ミネラルが不足しますと摂取したビタミンの効果を最大限に発揮できないですので、しっかりとミネラルも摂取するように心がける必要があります。

そうでないと、健康的な皮膚や髪を維持できません!

もちろん食事のバランスは大前提ですが、ことミネラルに関して具体的に挙げますと、牡蠣・貝類、・レバー・肉・魚・うなぎ・小麦胚芽・味噌などでしょうか。

様々な食材の摂取を念頭に置いた食事、頑張ってみて下さい。

 

最後の最後に食物繊維について少し書かせてください。

腸内環境と皮膚、特にアレルギーの関連性については、受診された方には度々お話しさせていますが、腸内環境の改善なくして皮膚の健康はないと言っても過言ではありません。

便秘になると、有害な代謝産物を体外に排出できずに、便が腸内に留まってしまうことで、腸の粘膜から再び(有害な代謝産物)が吸収され、皮膚疾患の原因となってしまうのです。

食物繊維を積極的に摂取し、便秘にならないようにすることが大切です。

食物繊維には、水溶性と不溶性がありますが、便通の改善には不溶性繊維質の多いごぼうやきのこなどの噛み応えのある食物の摂取がいいでしょう。

 

ここまで皮膚と栄養についてさらっと書いてきましたが、いかがでしたでしょうか?

ブログですので、あまり詳しく書けないことが残念ではありますが、少しでもお役に立てれば幸いです。

今一度、ご自身の食生活に目を向けてみて下さい。

できることから少しずつ、、実行されればされただけの効果がきっと現れるはずです。

何かご質問などありましたら、受診の際にお気軽にどうぞ。

桜の次は、ハナミズキが咲き始めています。

患者さん用の駐車場のハナミズキ、東側から順番に咲いていくのが恒例なんですよ。

自然は本当に不思議です。

 

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