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今よりも、少しずつ。

[2017.09.07]

生きていく上で、目標を持つことは非常に大切なことです。

 

目標と言っても、大小さまざま。

全く異なるジャンルの小さな目標をたくさん持つこともあるでしょう。

また、大きなひとつの目標達成のために、小さな目標をひとつずつクリアしていくこともあるでしょう。

こと、医療については、後者のタイプと言えるのではないかと思います。

 

入院・手術の後、(もちろん疾患にもよりますが)自宅での元通りの生活という大きな目標に向かって、段階を踏んだ治療やリハビリを継続的に励むのもそうですよね。

例を挙げていくとキリがないですが、、。

当院の患者さん方で言うと、痛風や糖尿病・脂質異常症・高血圧症といった各種生活習慣病や禁煙、アレルギー疾患、腰痛などの慢性疾患の治療があてはまります。

肥満解消のための食事や運動、生活上の注意の実行、定期的な状態チェック(短期または長期的なスパンでの検査)、きちんとした服薬や外用薬の塗布などなど。

自覚症状がそれほどない状態での生活改善はもちろん、自覚症状があっても、それまでの生活習慣を変えたり、誤ったネット情報による思い込みを取り去った上で、努力し続けることは中々に難しいことです。

かくいう私も、ここでは書けませんが、健康に悪いと分かっている習慣はあります(苦笑)。

ですので、皆さんのお気持ちを察することが出来ます。

 

しかし!!

今一度、ちょっと考えて頂きたいのです。

ここで頑張らなかったら、こうなって、こうなって、こうなってしまう、、、(泣)という風に、いわゆるネガティブ思考で(普段はもちろん、ポジティブ思考でどうぞ!)ご自分の状態~将来の健康状態に思いを馳せて頂きたいのです。

正しく怖がる、と言えば分かりやすいでしょうか。

そうすれば、今より少しでも頑張れるような気がしませんか?

私が診察室でお話しすることをよく聞いて頂いた上で、ご自分なりに少しずつでも、頑張っていただきたいと思います。

ゼロより少しずつ。

少しずつが重なると、それはもう少しではありません。

期待以上の結果が出る可能性は、何よりもご自分の努力の継続に他ならないのです。

ご自分のために、ご家族のために、周りの大切な人たちのために。

健康な状態で長生きできれば、人生の可能性も大きく広がること間違いなしです。

 

これからの季節、肺炎球菌ワクチン接種を高齢の方、高齢のご家族と同居されていらっしゃる方、慢性疾患をお持ちの方にお勧めします。

公費助成対象の年齢の方は、この機会を逃さずに!

 

 

 

 

 

 

 

 

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