糖尿病の合併症について④
さて、休日を利用して、先だっての続きを書いてみたいと思います。
脂質コントロールのためのアプローチについてです。
ブログですので、簡単に書きます(診察時にはもちろん詳しくお話しします!)が、脂質コントロールのためのアプローチは3つあります。
具体的には。。
・食事
・運動
・薬
。。以上の3つです。
・食事について。
お肉類の動物性脂肪は、脂質異常の原因になりますので、抗酸化作用で血流をよくする野菜類を多く摂取するようにしましょう。
お魚や豆類からたんぱく質を摂取すると、血管は健康になります。
・運動について。
筋トレなどの無酸素運動よりも、ウォーキングや水泳などの有酸素運動の方がおススメです。
血液中の中性脂肪などが使われて、脂質コントロールに効果があります。
(食事や運動については、あまりにガチガチにとらえ過ぎず、出来ることのレベルを少しずつ上げていく感じで実行してみて下さい。もちろん、その限りでない方の場合は、こちらも多少厳しく指導しますので、その場合は従って下さいね。)
・薬について。
動脈硬化などが進行している場合などは、薬による迅速な対応も必要となります。
コレステロールが小腸で吸収されるのを抑える薬や、肝臓でコレステロールが作られるのを抑える薬などがあります。
これらの内服については、こちらの指示通りにお願いいます。
そうでないと、脂質コントロールがうまくいきません。
コレステロールの適正な数値を目指して、一緒に頑張りましょう!
次回は、糖尿病の合併症のもう一つのタイプ=細小血管症について、わかりやすく書いてみますね。
さて、この「きみに読む物語」という映画。
妻の大好きな(ライアン・ゴズリングが出ている)映画です。
何回も見ているのに、最後のあたりで必ず泣いています(苦笑)。
いつまでもいつまでも続く愛情、クリスマスにぴったりかもしれませんね。
まだの方は是非!!