糖尿病の合併症について②
さて、いきなりですが、糖尿病の合併症についての続きを書いてみたいと思います。
前回、合併症には、大血管症と細小血管症の2種類があると書きました。
もう少し説明しますと、、。
大血管症・・・*冠動脈の病気(心筋虚血)
心臓の冠動脈が狭くなったり、詰まったりして血流が悪くなり、心筋梗塞などを引き起こします。
*脳血管障害
脳の血管が狭くなり、血流が悪くなったりして、血管が破れてしまいます。後遺症も懸念されます。
*抹消動脈の病気
血流が悪くなって止まってしまうと、細胞が死滅してしまいます。
糖尿病性壊疽などが発症します。
細小血管症・・・*糖尿病性網膜症
高血糖によって、網膜の細い血管が損傷し、視力低下や失明につながる可能性があります。
*糖尿病腎症
腎臓の血管が悪影響を受け、機能が低下してしまいます。人工透析をしないといけない状態になることも。
*神経障害
手足など末梢の神経線維などに障害が起こり、痛みやしびれを引き起こします。
糖尿病歴が長くなるほど、合併症も発症しやすくなり、上記の神経障害などは糖尿病歴30年以上の患者さんの約60%の方々が発症するというデータもあります。
また、糖尿病性網膜症については、50%近くにもなります。
合併症対策は、糖尿病と診断されたその時から念頭に置いておくことが大切です。
次回は、大血管症についてもっと詳しく書いてみます。
さてさて、最近の院内BGMをかえてみましたが、中々好評のようで、嬉しい限りです。
もう少ししたら、クリスマス系のボサノバもかけてみようと思っています。
ご来院の際、耳を傾けて安らいで頂けると幸いです。
CDですが、どこの?とのお尋ねがありましたので、お答えさせていただきます♪
いずれもAmazonで購入したとのことらしいです。(by 妻)
もう一枚ありますが、こんな感じです↓↓