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糖尿病の合併症について②

[2017.11.26]

さて、いきなりですが、糖尿病の合併症についての続きを書いてみたいと思います。

 

前回、合併症には、大血管症と細小血管症の2種類があると書きました。

もう少し説明しますと、、。

大血管症・・・*冠動脈の病気(心筋虚血)

       心臓の冠動脈が狭くなったり、詰まったりして血流が悪くなり、心筋梗塞などを引き起こします。

       *脳血管障害

       脳の血管が狭くなり、血流が悪くなったりして、血管が破れてしまいます。後遺症も懸念されます。

       *抹消動脈の病気

       血流が悪くなって止まってしまうと、細胞が死滅してしまいます。

       糖尿病性壊疽などが発症します。

 

細小血管症・・・*糖尿病性網膜症

        高血糖によって、網膜の細い血管が損傷し、視力低下や失明につながる可能性があります。

        *糖尿病腎症

        腎臓の血管が悪影響を受け、機能が低下してしまいます。人工透析をしないといけない状態になることも。

        *神経障害

        手足など末梢の神経線維などに障害が起こり、痛みやしびれを引き起こします。

 

糖尿病歴が長くなるほど、合併症も発症しやすくなり、上記の神経障害などは糖尿病歴30年以上の患者さんの約60%の方々が発症するというデータもあります。

また、糖尿病性網膜症については、50%近くにもなります。

合併症対策は、糖尿病と診断されたその時から念頭に置いておくことが大切です。

 

次回は、大血管症についてもっと詳しく書いてみます。

 

さてさて、最近の院内BGMをかえてみましたが、中々好評のようで、嬉しい限りです。

もう少ししたら、クリスマス系のボサノバもかけてみようと思っています。

ご来院の際、耳を傾けて安らいで頂けると幸いです。

CDですが、どこの?とのお尋ねがありましたので、お答えさせていただきます♪

いずれもAmazonで購入したとのことらしいです。(by 妻)

もう一枚ありますが、こんな感じです↓↓

 

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