和して同ぜず。
新年度に伴って新しい環境に変わった方々、心身の調子はいかがでしょうか?
緊張感を心地よく感じながら頑張っておられる間は全く問題ないでしょう。
そのまま頑張って下さい!
ただ、少し時間がたって、少し慣れた頃。。
そのままの状態で何も変えずに頑張り続けるのは、ちょっと心配です。
当院でも、カラダとココロのバランスの少しの崩れから不調を訴える患者さんが結構おられます。
出ている症状を薬の力を借りながら抑えることは、(症状による)苦痛の緩和にもちろん有効かつ有意義なことです。
でも、それだけでは足りません。
環境の変化に関して言えば、好ましくない事だけでなく、好ましい事(希望通りの結婚や就職、旅行など)もストレス因子となり、心身に影響を与えます。
そんな時は、まずご自分が感じているストレスを客観的に認識することが第一です。
その上で、ご自分なりのリフレッシュを試してみるといいですね。
趣味に興じる、新しい趣味を始める、運動をする、読書をする、何でも構いません。
ご自分の気持ちがほぐれればいいのです。
そうしていくうちに、よく眠れるようになればしめたものです。
あとは、考え方でしょうか。
個人個人で異なるとは思いますが、悩んでおられる方にお伝えしたい言葉があります。
和して同ぜず、です。
お分かりの様に、周囲と協調することは大事ですが、むやみに同調する必要はないという意味ですね。
必要以上に周囲に調子を合わせたり、道理の合わないことに迎合せずに、自分自身の意見・意思をしっかりと持つことは生きていくうえで非常に大切だと私は思います。
若い方々には、自分の中の芯がぶれないように生きていってほしい、もっと言えば、自分の中の芯を作って行ってほしいと願っています。
ぶれないしなやかな芯さえあれば、鬼に金棒です。
少しづつ時間をかけて、オリジナルな芯を作って行ってください。
不快な症状が続き、医学的なサポートが必要だと思われたら、お気軽にご相談ください。
医学的なサポートを上手に活用して、快適な生活を過ごしていただければ嬉しく思います。
上の写真は、大阪・高麗橋の菊壽堂義信さんの和菓子です。
左が生菓子 葛ふくさ。右が高麗餅です。
先日、妻が出掛けたお茶会の折に買って来てくれたお土産です。
妻によると、ちょうど一年前のお茶会でこちらの葛ふくさを頂いた時の感動が忘れられなかったとか。
ご一緒した姉弟子さんとともに、事前に電話予約するほどの熱の入れようでした。
私も頂いて。。非常に美味しかったです!
おこぼれで喜べる私は安上がりですね(笑)。