健康な皮膚を育てましょう。
これから本格的な春に向かう時期、アレルギーをお持ちの方はもちろん、そうでない方も、皮膚が荒れがちになりませんか?
外的要因については置いておいて、今日は、カラダの中から心がけてほしい事を書いてみようと思います。
カラダの中から、と言えば、真っ先に思い浮かぶのは食事ではないでしょうか。
表面的に保湿剤や基礎化粧品で皮膚に栄養を与えるだけでなく、経口的に皮膚に栄養を補給することは非常に基本的かつ重要です。
もうご存知のことと思いますが、食事は、まず主食としての炭水化物食品、次に主菜としてのタンパク質食品、その次に副菜としての野菜類が基本です。
乳製品や果物は、食後または間食として適宜摂取するといいですね。
ヨーグルトなどの乳製品の適量摂取は、腸内環境と密接に関連している皮膚疾患(特にアレルギー)の改善に有効ですので、とても良いでしょう。
また、皮膚がキレイになるようなイメージがありますが、野菜や果物ばかりを好んで食べるのは、決して皮膚にとってよくありません。
皮膚の細胞を正しく働かせるには、なにより良質なタンパク質の十分な摂取、それも植物性タンパク質(大豆製品など)だけでなく、動物性タンパク質(魚介類、お肉類)の摂取が必要なのです。
皮膚の角質細胞の合成は周期的に繰り返されていますが、このプロセスがスムーズに行われないと、皮膚が乾燥し、肌荒れが生じます。
こうした肌荒れ防止には、ビタミンA(ベータカロチンも含む)の摂取が必要となります。
具体的な食材で言えば、ウナギ、レバー、卵黄、牛乳、ニンジン、カボチャ、小松菜、春菊、モロヘイヤなどでしょうか。
皮膚に必要な栄養素は、上記の他にも、ビタミンC、B群、D、E、ミネラル、食物繊維など実に様々あります。
全部一度に書くと長くなってしまいますので、次回にしますね。
さて、とある日の我が家の食事です。
寒い時期によく食卓に出てくる甘酒鍋。
具材は鶏つくね団子や豆腐、薄揚げ、野菜。
だしのベースは味噌と甘酒で、すり生姜やすりごまがたっぷり入っており、カラダにも皮膚にも良いお鍋です。
宜しければ、皆さんも是非一度お試しください。