マスク、再び。
長期戦を覚悟せねばならない様相の中、先の週末、いわゆる繁華街はさすがに人出が少なくなっていたようですね。
ですが、すこし離れた処では、まだ危機意識の少ない方が多いように受け止めざるをえない映像をニュースで見て、正直かなり驚いています。
このブログを読んで下さっている方々も同じようにお感じだと思います。
厄介なのは、そういった危機意識の薄い方の行動→マイナスの結果を、昨今はやりの自己責任と責めるだけでは何の解決にもならないことです。
ウイルスとの戦いには忍耐と知性が不可欠です。
戦いが長引けば長引くほどに、様々な好ましからざる影響が出て、避けきれなくなってしまいます。
一日でも早く戦いが終わるように忍耐と知性を持って日々を過ごしましょう。
有効な治療薬とワクチンが開発されるまでは、地道ですが、こまめな手洗いと3密の回避が何より肝要です。
何度も申し上げますが、マスクは、無症状や軽症の方が飛沫を周囲にまき散らさないようにするためのものであり、予防にはほとんどなりません。
(ここでいうマスクとは、医療用のマスクとは異なります。)
ほとんど、というのはウイルスが付いた(と思われる)手で顔を触らないようにすることを助ける可能性があるからです。
つまり、マスクにはそれほどの効果しかないということです。
かかっているかもしれないから周囲へのエチケットとしてするものであり、かからないという予防に大きな期待を抱いてはいけません。
規則正しい生活とじゅうぶんな栄養と睡眠で免疫力を高め、何かおかしいことがあれば、時間を置かずに受診されることをおすすめします。
緊急事態宣言発令中は特定健診の実施はできなくなりましたが、通常の診療はしていますので、その中で検査が必要となればもちろん検査をします。
ご不安がありましたら、ご来院ください。
こんな騒ぎになる前に、妻と京都に粟ぜんざいを食べに行きました。
鶴屋吉信さんの本店の2階が茶寮になっていて、とても静謐な時間を過ごせました。
また早く行きたいものです。