メニュー

健康な皮膚を育てましょう④。

[2018.03.22]

各地の開花宣言に気持ちが浮き立つのとは裏腹に、思いの外の肌寒さに心乱される今日この頃。

皆さんは体調のコントロール、きちんとできておられるでしょうか?

こんな時期は、重ね着などの衣服調節、温かく栄養豊かな食事、無理のない生活リズムの維持に心掛けて、大きく体調を崩すことのないようにお気を付けください。

 

さて、皮膚の健康シリーズもあと少しとなりました。

今回は、脂溶性ビタミンについて簡単に書いてみたいと思います。

 

その前に。。

皮膚や粘膜は外からの防御システムのフロントラインとして細菌及びウイルスなどの病原体の体内侵入を防ぎ、特に皮膚組織は、日常的に紫外線の害から防御するために新陳代謝を活発に繰り返しています。

ここで、そういった働きの材料として必要な各種脂溶性ビタミンを経口的に補給し、紫外線や炎症によってそこなわれた皮膚を常に健康な状態に導いていくことが非常に重要になるわけです。

注意が必要なのは、水溶性ビタミンと異なり、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンDなどの脂溶性ビタミンですので、過剰摂取ですね。

適量摂取と、油を使った料理方法での摂取(吸収率が高まります。)を心掛けて下さい。

 

ビタミンAは、皮膚の保湿成分の生成に関与していて、皮膚の健康には必要不可欠な栄養素です。

ビタミンAが不足すると、端的に言いますと、乾燥肌に傾き、細菌感染を受けやすくなるので、肌が荒れて炎症が起きやすくなってしまいます。

また、そこなわれた皮膚組織の修復にも有用に作用しますので、うなぎ・レバー・卵黄・牛乳などの動物性食品からのビタミンA、モロヘイヤ・春菊・小松菜・ピーマン・人参などの植物性食品からのプロビタミンA(=ベータカロチン)の摂取が大切と言えましょう。

ビタミンEは、皮膚の血液循環の改善、血行促進に効果的な栄養素です。

また、皮脂の酸化を防ぐ抗酸化剤としての効果もありますので、肌荒れ防止には重要な役割を果たしてくれます。

アーモンド、ピーナッツ、ごま(すりごま、ねりごま)、アボカド、モロヘイヤ、うなぎに多く含まれています。

ファストフードなどをよく口にする方は、ビタミンEの欠乏に陥りやすいですので、気を付けましょう。

最後はビタミンDです。

ビタミンDは日光浴によって皮膚で合成できますが、十分に日光にあたれていない場合やUVケア用品の必要以上の使用で日光浴の効果が得られない場合は、欠乏を防ぐために、経口的な摂取が必要となります。

思い当たる方は、きのこ類やお魚を積極的に摂るようにしましょう。

特に、お魚にはカルシウムも多く含まれていますので、皮膚だけでなく骨の健康のためにも非常に有効です。

 

次回は最終回。

ミネラルについて書いてみます。

 

受付横のテラリウム。

エアプランツがぐんぐん育って、癒しを越えて、もはや驚きです。

どこまで大きくなってくれるのか、見守って行こうと思います(笑)

 

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME