産業医セミナー&花粉皮膚炎。
昨日、産業医セミナーに行って来ました。
実に有用な内容のセミナーでしたが、改めて、日本の経済活動を支える事業所及び働いておられる方々にとって、われわれ産業医がなすべき責務は重要であると深く認識しました。
今回は特に、糖尿病などの生活習慣病の重症化の予防=いかにご自分の状況に危機感を抱いてもらって、実際に生活習慣の改善に取り組んでもらうか。。についてのお話に、フムフムと頷き、考えさせられました。
急な生命の危機に直面しないと、中々取り組んでもらえない好ましくない生活習慣の改善。
しかし、健康診断の結果いかんでは、積極的に改善に取り組んでいかないと、ご本人はもちろん、事業所にとっても戦力を一時的にせよ失う訳ですから痛手になる訳です。
さぁ、産業医としての腕の見せ所ですね。
日本経済の一翼を担う皆さんのお役に立てるように、頑張ります!
さて、花粉の飛散が本格的になってきますと、じわじわと症状を訴える方が出てくるのが花粉による皮膚炎です。
元々アレルギーのある方はもちろん、そうでない方も、この時期は、花粉が(季節の変わり目によってバリア機能が)脆弱な皮膚に付着することによって炎症が起きやすくなるのです。
かゆみが出たり、赤みが出たり、ガサガサしたり、、。
症状の出初めに、適切な処置をすることが大切です。
こじらせてしまう前に、早めに受診するようにしてください。
今ご自分でできることと言えば、アウターはできるだけツルツルの素材のものにして、家に入る前に払い落とすことでしょうか。
帰宅してすぐに手洗い、洗顔もいいですね。
あと、顔を触り過ぎない!
気を付けてみて下さい。
桜のつぼみも膨らんできました。
開花ももう少しですね。
健康な皮膚シリーズ、次回以降に再開します。
お読みいただければ幸いです。