メニュー

予防医療の大切さ。

[2025.12.12]

めっきり冷たく寒いころとなりました。

秋が短すぎたこともあって、暑い夏を乗り切ったまま寒い冬に突入する状況になり、体調を崩している方も多いかと思います。

急な発熱やのどの痛み、お腹の痛みや吐き気といった症状は、ほとんどが急性疾患(呼吸器系や消化器系)ですので、しっかりと処方薬を服用いただきご養生いただいて、ほどなく快方に向かうケースほとんどです。

(もちろん、アレルギーがベースにある場合や初動が遅れてしまった場合は時間を要します。)

 

ただ、ここで今一度お考えいただきたいのが、ご自身の現在の健康状態です。

ご年齢にかかわらず、これまでの日常の生活のお過ごしようから、生活習慣病を有する可能性は大いにあります。

それをご存じで、すでに生活習慣の改善や治療に取り組んでおられる場合は全く問題ありません。

ただ、分からない状態で過ごしてしまっていたら...

ある一定のラインを越えるとやはり好ましくない状態になり、不快な症状が出てきます。

そんな中で感染症に罹患するとどうでしょう?

重症化に至る可能性は高まります。

 

医療機関はなってしまった病気を治す場所ですが、早期に見つけて上手にコントロールできる方向にもっていく場所でもあり、なおかつ皆さんに健康に日々を過ごす安心をご提供する場所でもあるのです。

特定健診やがん検診はとてもよいきっかけです。

ぜひご活用いただければと思います。

当院に長く通院下さっているかかりつけ患者さん方は、一年に一度はこの時期、と決めて上手にご活用下さっています。 

当院も状態把握ができますので、よりよい診療の材料とさせていただけます。

面倒と思うお気持ちもわからなくはないですが、せっかくの制度です!

上手にご活用ください。

 

予防接種もしかりです。

乳幼児のお子さんの公費接種は言わずもがなですが、大人になってからの予防接種もとても重要な意味を有します。

今の時期なら、インフルエンザはもちろん、肺炎球菌ワクチン、帯状疱疹予防ワクチン、新型コロナワクチン、RSウイルス感染症ワクチンなどなど。

「ワクチンのあるものはワクチンで発症予防&重症化回避」が感染症医学では基本中の基本です。

小さなお子さんが同時接種をして免疫をつけていくのと同様に、大人もワクチンは大切です。

当院は大人の方の予防接種の実施に非常に注力しています。

最近では、男性の方の子宮頸がんワクチン接種の方もご来院されています。

 

超・超高齢化社会。

健康でいること、いようとすることは何よりの礎であろうと考えます。

治療と予防の双方の実践でもって、年代や疾患を問わない総合医療の実現と地域医療への貢献を目指しています。

どんな些細なことでもご本人にとってはお嫌なこと。

ご不安解消へのお手伝いをさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

住宅地にある診療所ですので、もうひとつのお部屋のようにほっと和んでいただければ嬉しいです。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME