肥満の解消に向けて/院長
明日は処暑。
暦の上では暑さが収まり始め、秋の到来を待つ頃とされています。
現実には残暑が厳しく、まだこれから暑さが続くと言われていますが、美しい言葉の響きだけで安堵するのは私だけでしょう。
さてさて、肥満について以前に書きまして、その続きをという流れが滞ってしまっていました。。。
今回は肥満解消に向けての食事について端的に書いてみますので、気楽に読んで頂き、実行に移していただけたら幸いです。
本題の肥満解消=減量ですが、まず何よりも「継続」が大事なのは言うまでもありません。
一気にスパートをかけて短期間に減量するのは、たとえできたとしても好ましくないのです。
食事と運動の両面で、「少しずつ取り組む」が大きなポイントです。
(リバウンドしない目安は、一年に約5~6㎏の減量だと当院の患者さんにはお伝えしています。)
具体的には。。。
・朝・昼・夜の食事の際の主食の量(お米やパン)の量を少なめにする。
・油脂の摂りすぎにつながる揚げ物やお菓子類の摂取を控える。
・腹八分目(もう少し食べられるかなぁという程度)で抑える。
以上3点に留意しつつ、栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。
また、ビタミン・ミネラル・食物繊維を多く含む緑黄色野菜や海藻類、きのこ類や豆類も食事に大いに取り入れてください。
タンパク質も人体の主要な構成成分ですので、エネルギー不足にならないように積極的に摂取しましょう。
ここで注意すべきなのは「やり過ぎ」です。
治療に減量が急務な場合を除き、減量は緩やかに進めていく方がうまくいきますので、あまり自分に負荷をかけ過ぎずにいましょう。
外食が多い生活の方は、注文の際にメニューの選択に今までよりも気を付けるだけでも違います。
お菓子が好きな方、揚げ物が好きな方は一切食べない!と意気込まず、まずは量を減らすことから。
少しづつでいいのです。ただ、継続してください。
だんだんと食生活の変化に体も気持ちも慣れていきますので、そうなったらしめたもの。
減量は徐々にうまくいくことでしょう。
肥満は病気ではありませんが、高血圧、糖尿病、脂質異常症の起因となりえる状態で、新型コロナウイルス感染症についても重症化因子とされています。
健康長寿のためにも、肥満の方は少しずつ解消に向けて取り組んでみてください。
当院のInstagramでは、健康長寿のための食事について様々アップしています。
ご参考にしていただければ嬉しいです。
主菜と副菜で食事のバランスをとって、楽しく減量してみてください。
上の写真はInstagramにもアップしています。