肥満って?/院長
生活習慣病を引き起こす原因の一つに肥満があります。
肥満=病気ではありません。
でも、内臓脂肪が増加してしまうと、分泌される悪玉物質によって、高血圧・脂質異常症・糖尿病などの病気が誘発されてしまうのです。
健診の際に腹囲を測定されますよね。
腹囲はおへそ周りのサイズの事で、内臓脂肪が蓄積されているかどうかの目安になるのです。
例えば、男性➡85センチ以上、女性➡90センチ以上の場合は内臓脂肪過多となり、、CT検査(腹部の断面)での内臓脂肪面積が100㎠に相当し、メタボリックシンドロームによる動脈硬化が促進される可能性ありと考えられます。
皆さんよく知るところのBMIは、肥満の度合いを判定する数値です。
計算式は…体重(㎏)÷身長(m)÷身長(m)
例としては、身長160㎝体重54㎏の方なら、54÷1.6÷1.6=21となります。
18.5未満は低体重、18.5以上25.0未満は普通、25以上は肥満となります。
肥満の原因は、当然と言えば当然ですが、食事で摂ったエネルギーが運動などで消費されずに余ってしまって脂肪として蓄積され体脂肪が増えてしまう状態です。
私たちの体はじっとしているだけでも常にエネルギーを消費しています。それを基礎代謝と言いますが、筋肉量が落ちると基礎代謝量が減りエネルギーが増えるので結果的に太ってしまうのです。
ある程度の年齢になると、肥満を解消するのは容易ではありませんが、気長にコツコツ取り組めば必ず実現できます!
当院のInstagramにも食事についてアップした記事がありますので、よろしければご参照ください。
次回は、減量について簡単に書いてみます。
ご一読下されば幸いです。