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亡き母のこと。

[2017.06.25]

今日は、母の祥月命日でした。

いつも月命日には、お膳やお菓子、母が好きだったフルーツをお供えし、下手ながら私がお経をあげています。

今日は祥月命日なので、お寺さんにお経をあげていただき、あらためて母を偲びました。

 

母は、本当に優しい人でした。生粋の学者肌だった父に寄り添い、家庭を支えてくれていました。

右を見ても左を見ても医者ばかりの家に嫁ぎ、生まれてきた息子(私です。)がやっと医大に入り、医者になった時が一番安心したのではないかと思います。

小児科医の道に進まず、外科~救急医の道に進んだときは驚いたでしょうが、それでも、将来的に父の後を継いだ時にはその方が地域の医療に総合的に貢献できるという私の考えを深く理解してくれました。

 

今日はふと、お経を聞きながら、今の私、今のおおくま医院を母はどう思ってくれているのだろうか、と考えてしまいました。

日常の診療の中で、診断そのものには自信を持っていますが、患者さんに対する説明の仕方などで、後からあれでよかったかなと思うことが時にあります。

患者さんそれぞれに、病状に対する診断や治療の進め方など分かってもらえるように説明しようと努めてはいるのですが、、。

医療は、医者からの一方通行では決して良い結果は出ません。

私も、伝える技術の向上に真摯に努めますので、皆さんもこちらの説明が分かりにくいなと思われたらどんどんお尋ねください!

理解して下さった上でのご自宅での正しい対処(具体的には、服薬や生活指導です。)で、大いに結果が変わってくるのです。

虹の向こうに旅立った父と母に恥じないように、今年下半期を頑張って行きたいと思っていますので、どうぞよろしくお願い致します。

 

余談ですが、、。

母が亡くなってから、妻と結婚したのですが、不思議なことに、口癖や嗜好、性質などがふたりは驚くほど良く似ているのです。

母が妻を連れて来てくれたのだと出会ったときに思ったほどです。

縁って、本当に面白いですね。

 

さて最後になりましたが、市のがん検診、ピロリ菌の受診券が対象の方に送られてきていることと思います。

ご自分のため、ご家族のため、ぜひ受けて下さい。

早期発見・早期治療、まさに言葉通りです。

 

 

 

 

 

 

 

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