No! タバコ④ ~肺がん~
九州の福岡・大分の大雨の被害、本当に心配です。
早く雨がおさまり、安心して日常の生活に戻れるように祈るばかりです。
しかし、これだけ気候変動が大きくなった今、日本のどの地域においても被害を受けうる可能性があると言えます。
いざ!という時にの為に、備えておくことが何より肝要ですね。
さて、今回はタバコと肺がんの関りについて少し書いてみます。
タバコ、がんと聞いて、真っ先に皆さんの頭に浮かぶのは肺がんではないでしょうか。
実際のところ、肺がんは、がんの部位別死亡率で現在第一位ですが、やはりタバコが発症に大いに影響しています。
喫煙による肺がんの発症リスクは、非喫煙者を1とすると、4.71倍にもなるといったデータがあります。
かなりの高リスク因子と言えますね。
しかしながら、禁煙に成功して25年以上経過すれば、非喫煙者の0.67倍にまで低下するといったデータもあるのです!
ちなみにですが、禁煙後0~4年までは3.99倍、10~14年までは1.87倍です。
禁煙を続ければ続けるほど、発症リスクが非喫煙者のレベルに近づくということです。
さらに言うなら、タバコは、肺がんだけでなく、食道がん、胃がん、膵がん、子宮頸がんの発症リスクも高めると考えられています。
がんの発症には種々の要因があり、すべて排斥することは難しいです。
ですが、大きな発症リスクのひとつであるタバコをやめる(=禁煙)ということは、すぐに始められることであり、しかも非常に有効的な予防法です。
やらない理由はどこにもないのです。